計算だけではない、そろばんの本当の価値
「そろばんと算数を学ぶ」と聞くと、多くの方は「そろばん」と「算数」を別々のものとして考えがちです。
しかし、本来のそろばんは、単に計算技術を身につけるためだけのものではありません。そろばんは、子どもたちが算数の考え方を理解するための優れた教具でもあります。
例えば、お子さまが「3」という数を学ぶとき、そろばんの珠を3つ入れたり、3つはらったりする操作を通して、「3」という数の意味を実感することができます。
これは、目の前の物を数えるという具体的な経験から、「3」という目に見えない数の概念を理解する力を育てる学習です。教育の世界では、これを「数の抽象化」と呼びます。
実は、算数の計算は、この「数を理解する力」があって初めて成り立ちます。数字をただ記号として覚えるだけではなく、「3とはどのくらいの量なのか」「5と3を合わせると8になるとはどういうことなのか」を実感として理解することが大切です。
そろばんは、珠を動かしながら数を目で見て、手で感じることができるため、子どもたちの数の理解を深める大きな助けとなります。
計算が速くなることももちろん大切ですが、それ以上に、数の感覚や算数的な思考力を育てることこそが、そろばん学習の大きな価値なのです。
お子さまの将来の学力の土台となる「数を理解する力」を育むために、そろばんはとても有効な学習方法の一つと言えるでしょう。
文責 SSKCLUB








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