分かるとはなんだ。
計算ができる(処理)ことと、わかる(解く)ことは根本的に違う。
珠算は計算処理して答えを出せばOKだが、算数の場合、計算のプロセスを考え、何通りかの算法を使って答えを解くことに重きを置いている。(算数も最後は筆算でまとめられる。)
例えば、わり算の場合、12÷4は、珠算も算数も同じ展開で計算するが、13÷4の「あまりのあるわり算」は除外されているので、2学年以下の児童は、わり算は「わりきれる」と思い込んでいる。
ところが、SSKCLUBで学習している児童は、統合的に「あまりのあるわり算」を学習するので、13÷4、14÷4、15÷4と16÷4は、計算をしなくても判断ができるようになる。
このように、しっかりした計算をしたり、検証したりしなくても「何となくわかる」という能力を「ヒューリスティック」と言い、算数では類推したり、問題解決する時に用いられる。
珠算=計算だけでなく、数学を取り入れた学習をすることで、頭に栄養が与えられ、知識が調節できるようになる。
これからの社会は、計算処理が速い人間より、創造的な能力が高い人間の方が必要とされるのだ。
| 固定リンク
「教育」カテゴリの記事
- KIDS2(2021.03.28)
- 算数スペシャル5年上(2020.07.31)
- SSKCLUBオンライン講習会のお知らせ(2020.07.13)
- 新・クリアファイル(2019.08.02)
- 算数スペシャル5年下(2019.05.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント