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熟達者

熟達者には、定型的熟達者、適応的熟達者、創造的熟達者がいる。一般的なそろばんの先生は定型的熟達者をさす。

適応的熟達者は、状況に応じて知識や技能を柔軟的に組立て、新たな学習法を発明する者である。

例えば、九九は覚えているのにも関わらず、意味を見出すことができず、「かけ算拒否」をする子がいる。(※九九とかけ算は根本的に異なる)

こういう場合、先生が頭ごなしに「覚えろ」「よく考えろ」と言わず、子どもに気づかせる教材を提供する等、工夫して指導することが大切である。

思考の向上は、問題解決できるような教材でなければ、「絵空事」で終わるのが落ちである。

適応的熟達者は、深層構造まで考えて知識を使いこなせるので、低いレベルの児童に合わせて、自分の知識(思考プロセス)を理解できるように伝えることができる。

SSKCLUBは、適応的熟達者のプロ集団なので、安心して子どもを任せられるということである。

【算数スペシャル2年下P23】

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