アモーダル補完
「そろばんの五珠は1個で5です」と言われても、幼児・1年生には視覚表象が優先するので、五珠はやっぱり1と認識する。
確かに訓練をすれば5と読めるようになるが、それは読めたに過ぎない。むしろ問題なのは合成分解で5を構成的に処理ができるかどうかである。
つまり、5と読めても合成分解がスムーズに理解できなけば、五珠を認識したとは言えないのである。
そこで、計数そろばんを使って学習(KIDS)した後、写真のように紙を貼って「いくつ?」と質問をした時、幼児は瞬時に「8」と答えられる。(未学習は100%できない)
これは計数そろばんで学習した後に起きる「アモーダル補完」が働き、見えないモノが見えるようになるからである。
このような児童は、数観念もしっかり理解しているので指を使って補数を答えることもないのだ。
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