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2014年10月

指導力向上あるのみ!

日曜日に「長崎県本部講習会」が開催され、無事に終わった。先週は台風19号が来ていたこともあり、今回の快晴は嬉しさが倍増した。

さて、今回の講習で江戸時代の日本の「識字率」ついて少し講話した。当時は鎖国をしていた関係で、文化や学問は日本のオリジナルとして発展した。その中でも、「歌舞伎」「浮世絵」「和算」は代表的なものであった。

義務教育が確立していなかった当時、寺子屋で教えた数々の学問は、明治維新を迎えた後に、世界一であったことが証明されたらしい。当然、そろばん教育もレベルの高いものであったと予測できる。

したがって、現代の珠算教育の低迷を考えると、やはり指導者の育成と、教育方針を変えることは重要である。

その中でも特に、今回の「わり算」は、思考的な要素が高い計算であるので、尚更、指導力が問われることになる。

つまり、指導はアナログ的な思考で捉えて、子どもの能力を引き出さないとアウトということである。

一例を挙げるなら、コインの表ばかりを見ないで、絶えず表裏一体を意識し先の見通しを予測しながら指導することである。

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明日の珠算を考える会 2014

台風18号が迫る中、学校連盟主催「明日の珠算を考える会」が無事終わった。

少し強引だが、台風から見れば、上陸前の雨は「晴れ」と考えれば全く問題ない。

さて、今回の講習にあたり、オリジナルの資料(図解満載で全32ページ)を作成したが、この資料作成の最大の理由は、SSKCLUB以外の先生が対象だからである。

講習の4時間は、「長いか短いか?」、人それぞれの感じ方は違うので、なるべく短く感じるように配慮して話したつもりである。

内容は「算数教科書」と「テキスト」の融合が一番効果的であることは言うまでもないが、問題はこれを指導者が、どう使いこなすか?なのである。

この世にある仕事の中で、自分本位で行う仕事が成功した例はない。ましてや、現代のような複雑に入り組んだ世の中では、偽物は真っ先に淘汰されてしまう。

教育者であるなら、真の教育を目指し、未来に向かって自分は今何をしたらよいか?を、真剣に考えた方がよい。一番の願いは「一人でも多くの子どもが幸せになること」

この願いを叶えることができないなら、珠算が教育として確立するのは難しいと思う。

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