教育の原点
★「9―3÷1/3+1=? 新入社員の正答率4割」
2014年02月04日08時35分(朝日新聞)
「9―3÷1/3+1」(1/3は、3分の1)の答えは? ある大手自動車部品メーカーが、高卒と大卒の技術者の新入社員をテストしたところ、正答率は4割にとどまった。中部経済連合会が3日に発表した、ものづくりの競争力についての提言に、能力低下の事例として盛り込まれた。
この大手部品メーカーは毎年、同様の算数テストを行っており、1980年代の正答率は9割だった。
基礎学力の低下のほかにも、中経連が会員企業に行った調査によると、企業が学生に求める能力と、実際の能力に差が広がっている。企業が採用の際に重視する能力は「コミュニケーション」がトップの87%。一方、学生に低下を感じるのもコミュニケーションが59%と最も多かった。
こうしたギャップから、特に中小企業で、若手社員の離職につながるケースが増えている。中経連は今後、「ゆとり教育で希薄化した初等教育の充実を図る」「授業にディベートを採用し、コミュニケーション能力を養う」ことなどについて、国や教育機関に改善を求めていく。
(答えは「1」)
上の記事を見てわかることは、計算は実務計算と計算法則が理解していないと、世の中では使いものにならないということだ。
つまり、日頃教えている計算は意味をしっかり教え、法則化して解かせることが大切である。いくら世の中が便利になって電卓が普及しても、総合的な計算能力は落ちているという観点で述べるなら「教育はデジタル式では成立しない」ということを克明に物語っている。
だから尚更、現代社会における指導者は、教育の原点である「読み書き・そろばん」に、もっと力を入れて指導することが大切なのである。
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