未来を見据えて
人間と動物との大きな違いは、「現実には存在しない物事や出来事を想像する能力」である。この能力が携わっているから、われわれは未来を考えることができるのである。
某哲学者の言葉を借りると、「人間の脳は、先読みする装置によって、未来を作ることが最も重要な仕事だ。」(政治も将来に向けてのビジョンが重要である)
そろばんは「12+35」「12×4」など、算数原理を使わなくても答えを出すことができる。つまり、過去と現在だけで解決できてしまうということ。、存在しないものを想像しなくてもできてしまうので、そばんに数学的な要素はないと結論づけされてしまう。
だが、子どもが学校で算数を学ぶ時、そろばんと算数が融合していたならどうだろう?現在と未来が一本の線で結ばれる。これは人間学としても非常に大切なことだと思う。
人間を含め動物は未来に向かって生きているが、それは同時に成長して老いていくことである。老いても人間は後世に伝達する手段を知っていて、実はこれが社会において特に重要な点である。
したがって、珠算教室で学習している計算力を、実務計算に止まらず、数学的な計算にまで拡張した方が、子どもの「知力」は大きく成長できるということだ。
つまり、指導者の教育哲学が子どもの能力に大きく左右するということである。
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