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栃木県本部講習会

先週末は、栃木県本部講習会だった。 今回の『KIDS4』、『KIDSスペシャル』と『メートルワールド』は、分離量と連続量を基にしているので、一見全く異なるように思える。 ましてや幼児と6年生の教材とあらば、尚更、そう見えても仕方がないであろう。

しかし、よくよく学習を辿れば、連続量でも一度は「分離量化」することにより、この2つは「数の構成」において共通する点が現れる。

つまり、換算(1㎞=1000m  1L=10dL・・・)ような形式的で断片的な指導では、到底共通点は見いだせないということだ。

日本のサイエンスや数学(算数)がアメリカと大きく違うのは、物事を横一線に繋げられない、縦切りの記憶教育という点である。

珠算教育は、正にその代表とも言える点が多く、単位の換算に関しては、そろばんに布数すれば簡単にできると錯覚している。

だが実際問題、これは連続量をしっかり理解していることが大前提だ。

小数においても従来のそろばんは、小数の意味や仕組みを教えないで、いきなり小数の乗除の計算を教える。これも完全に縦切りの教育である。

『KIDS』から『ワールド』までは繋がっていて、著者がそう述べている以上、 これは紛れもない事実なのである。ただし、これらの事象をきれいに繋げられるかどうかは、指導者個々の能力が大きく左右するので、『テキスト』を忠実に使用することを常に心がけて欲しい。

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