2桁のたし算
算数の2桁のたし算は、① くり上がりのないたし算(1学年) ② くり上がりのあるたし算(2学年)の2つに分けられる。
くり上がりのない2桁のたし算は、基になる「1桁+1桁でくり上がりのないたし算」が理解できれば、理論的には特別に難しいものではない。珠算は、1学年でもくり上がりのある2桁のたし算を理解させなければ進級ができない仕組みをもっている。
これは子どもの発達を考えると、非常に難しいが、数観念と十進位取り記数法をしっかり理解させればクリアできる。つまり、指導法によっては簡単に達成できるということである。
指導は位の意味と記数法の意味を、チップや計数そろばんを使って、定量的に教えることが重要である。さらに算数の指導体系と一致した学習は、論理的思考力を養うことができる。
算数教科書は、22型+22型・22型+2型を暗算(横書き)で指導するが、誤答が20種類にも及ぶことを考えると、「問題点が多い」と言わざるを得ない。
つまり、暗算を珠算式に置き換えて計算すれば、位による誤りが減るので、必然的に誤答率は下がるということだ。
したがって、「2桁+1桁のみとり算」は、算数教育と融合できる大切な学習であることを認識してほしい。
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