岡山県本部講習会
甚大な被害をもたらした先週の台風と打って変わって、岡山県本部講習会(22日)は、雲ひとつない快晴の中開催された。
今回のテーマは、かけ算とわり算を基にし、「算数論理とは一体どのようなものなのか」を紐解きながら講話した。もちろん、従来の『テキスト』の講義とは展開がまったく異なるので、かなり難しかったと思われる。
一般的に論理の基本は、「正しい」か「正しくないか」を、はっきり判断することであり、「白黒はっきりさせる」ということである。
例えば、『ABACUS7B』の「もどし算」と「九立商」を形式的に暗記学習で指導すると、意味や仕組みが分からないまま計算することになるので、出た答えが本当に合っているかどうかさえわからなくなる。
また、わり算はかけ算と可逆的な関係なので、「もどし算」や「九立商」は、かけ算から導入すれば、「答えは間違いなく正しい」という論理が成立する。
数学は「仮説」から「真説」が証明でき、誰でも使える「定理」が派生するが、『テキスト』はこの算数論理を基に作られているので、従来の問題集にありがちな作問とは比べようがない。
つまり、SSKCLUB方式で学べば、「珠算教育は数学的な捉え方ができない」という固定概念は、間違いなく払拭できるということだ。
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