数感覚
「数と計算」領域の中に、「数についての感覚を豊かにする」(数感覚)がある。これは、いろんな計算場面において、直観的に判断する数学的センスのことである。
珠算の場合、計算処理を主としているので、「数感覚」の議論は必要ないが、学習内容を変えれば、数感覚も自然に習得できるようになる。
例えば、「0.2×4」の計算、「0.2は0.1が2こある」とみたり(相対数)、「0.2が5つ集まれば1になる」という考えは、直観的に理解できることが望ましい。
また、0.8L=8dLという単位の換算も数感覚があれば誤答は防げる。
さらに、「これは何算で計算するのか」という演算決定も、簡単な計算を基にして要素を抽象して成立することから数感覚が必要となる。
このように数感覚は、いろいろな場面を通して身につくものなので、計算処理に執着せず、いろんな考えを促すことが重要である。
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