記号化の意味
たし算の「2こと3このりんごをあわせる」合併の問題は、2+3=5が立式できるが、これは、たし算の意味を「+」という記号を用いて言葉(概念)で表現しているのである。また、「+」は、「ふえるといくつ」という増加にも用いられるので、合併と増加を統合する「シンボル」にもなる。
つまり、児童が文章を読み取って、「+、-、×、÷」を選んで演算を決定するということは、文章を記号に転化して情報処理能力を活発に働かせているということなのである。
算数は、記号化の他に、一般化や特殊化、抽象化、単純化など沢山の考え方がある。この根底には、算数を創造し、発展させる役割があるので、指導者は効果的に使用することが極めて大切である。
珠算教育も記号化されたものを処理するのではなく、記号化できる学習に転化することが重要なのである。
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