アリの一穴
先日、一通のメールが届いた。
会員ではないが実名である。
その内容を掲載します。
教材には、何も不満はないのですが・・・ しかし教材だけで、教室によっては、 そろばんの経験がない方が指導していて、 (指導者は、そろばんの経験がなくても採用されます。)暗算の指導もなければ、 そろばんのかけ算わり算の指導も出来ない、そんな、 そろばん教室がどんどん増えていて、子ども達が可哀想です。 ただ、教科書をさせているだけで、読み上げ算もないし、 暗算もしません。指導者は、ただ答合わせをするだけです。 生徒は、集中力がなく、あばれている子もいるし、 ただひたすら教科書の問題を解くだけで、1時間終わります。そろばん経験者としては、そろばんってもっと楽しいのに、と、 悔しい限りです。すみません、そちらでは、こういう苦情は関係ないと思いますが、 子ども達が本当に可哀想で、 これから伸びる才能を潰している現状にどうしようもなくメールさせて頂きました。
最近は、社会におけるそろばんの需要が減ったこともあって、級に拘らなくても算数の計算に役立てば「OK」という保護者様が増えた。
その結果、このような塾が乱立するようになったと思われる。
このメールは、珠算塾の先生を「プロ意識の無さ、能力の無さ」と警告しているので重大だ。
いくら生徒と教材があっても、指導者が素人では、生徒が増えてもいずれ淘汰されてしまう。これは時間の問題であろう。
珠算人は、長い間、伝統、組織に胡坐をかいてしまった。これが研究者の枯渇に繋がっていることは紛れもない事実だ。
したがって、全く予想もつかないところから、珠算の崩壊が進んでいることも認識した方がよい。
正に「アリの一穴」である。
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