長崎県本部講習会
いつも本部講習会が終わると疲れが少し残るが、帰宅すると雑務が待っているので休憩している暇はない。今週の土曜日はまた愛媛に行くので、金曜日までに準備や塾のことを処理しておかなければならない。
ということで、長崎本部講習会も快晴の中、無事に終わった。
今回は『KIDS・ABACUS3ドリル』と『分数2』と、全く違ったテーマであるが、両者の共通点は「数観念」で結ばれている。分数は約束事が多いが、本質的には整数の領域の理解である。
「通分・約分」と言っても、整数における倍数・約数であり、基を正せばかけ算・わり算である。さらに遡れば、たし算・ひき算にまでいきつく。
分数そのものは抽象的なものであるが、数の認識をしっかり学んでいる児童の方が分数が上手く処理できる点を考えると、整数と分数を切り離して考えないことが大切である。
従来の珠算教育は、整数範囲であれば確かに計算力は習得できるが、小数・分数は圏外であった。だが、これでは携帯電話と同じように非常に不便である。せっかく整数の計算力を習得したならば、ほんの少し角度を変えれば、小数・分数が思い通りに繋がるのである。
6月に大阪で『分数1・2・3』を講話するが、ここを見逃すと、しばらく分数における深い講義は無いと思われるので、是非とも参加して下さい。
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