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10倍概念

児童を教えていると以外に0の誤りが多い。誤差の場合を考えると、10と100でも実際の答えはめちゃくちゃ違っているので、「答えに0が無い」だけでは済まされないのである。

そろばんは0が消えるので、2×333と20×333のように、そろばんに布数された数は、両者とも「666」としか見えない。だからといって「定位法」を早い時期に教えると、算数における「10倍概念」の芽を摘んでしまう恐れがある。

22×333は、「乗加法則」と「分配法則」が確立していないと、計算の意味は理解できない。『テキスト』は、2×333・20×333と分配法則を使うことで、10倍概念も同時に理解できるようになる。

この10倍概念が理解できるようになれば、やがて関数的な捉え方に拡張できる。指導者が誤答を出さないようにと短絡的に考えて、手っ取り早く考えて定位法を教えてしまえば、そろばんは完全に「手動式計算機器」になってしまう。

「算数に役立つそろばん」と唱えるならば、定位法は早くから教えないことが鉄則である。そんなことより10倍概念をしっかり教えれば、小数にも分数にも使えるようになる。

何事も概念の育成を誤ってはならない!

20130402_182611

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