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計数と十進位取り記数法

算数教科書で十進位取り記数法を学習するのは1学年の後半で、その前に20まで数・50までの数・100までの数を段階的に計数させるようになっている。

つまり、100までの数がしっかりと計数できなければ、計算がスラスラできるようにはならないのである。珠算は1学年から入学しても、いきなり計算が導入されるし、ましてや十進位取り記数法の意味などしっかり教えない傾向が強い。

幼児に20~50までを計数させる場合、「数えましょう」と発問して、仮に正しく計数できてもそれで終わりにしてはならない。その後に「あとで見てもわかるようにしてほしい」と促さないと算数的な計数にはならないのである。この段階で、「計数の正確性・合理性」などを習得させないと、正しい計数力(思考力)は養えない。

そろばんは、初めから十進位取り記数法を基にしているため、恰も合理的な教具と思われがちであるが、幼児には逆にそれが非常に難しいのである。

そもそも50位の計数が正しくできない児童に、何故2桁の計算を強要するのだろう?これは本当に理解に苦しむ。ましてや3桁の十進位取り記数法は、2学年から本格的に指導している。このことは如何に十進位取り記数法が難しいのかを物語っているとは思わないのか?

要するに、幼児~1学年は、チップと計数そろばんを使って段階的に計数力を習得させてから、十進位取り記数法へ導くことが重要なのである。

幼児や低学年の児童を指導するなら、指導者がこの点をしっかり認識して正しく導くべきである。

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