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2013年2月

岡山県本部講習会

岡山県本部講習会は、「算数とテキストの関連性」について、特に「分類」の重要性を数、図形、量と測定を通して講話した。

たし算やかけ算は、同じ集合でないと計算が成立しないし、図形でも平行四辺形の中にひし形、長方形、正方形が包含されいる。また、長さや液量が連続量と言えども、足せることは有り得ない。この辺りを形式のみに捉われて指導すると、「12cm5dL」という、全くおかしな解答に陥ってしまう場合がある。

更に液量は長さと違って、「重さ」を伴う。つまり、内包と外延の関係が長さより複雑になっているわけである。

したがって、『KIDS1』は、1学年の算数でも軽視している点から、しっかり教えることが知能を高めることになる。

教科書が絶対に正しいと思うならば、10年ごとの「学習指導要領」の改訂は何なのか本当に疑問が湧く。

もう一度原点に返って、分類(集合)の大切さを再度学ぶことが非常に重要であることを、指導者自身が再認識して欲しいものだ。

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合成分解の本質

一般的に1+4の合成分解は、「5を入れて1をはらう」と教える。これを使えば、10+40、100+400も計算が可能となるから、一見、納得できそうだが、それは合成分解が一般化していることが前提である。逆に言えば、一般化して教えてしまえば「簡単に教える」という意味にもなる。

ところが、この合成ができたからといって、2+4 3+4 4+4が同じように簡単にできるかと言えば、それは「NO」だ!

2+4 3+4 4+4は、1+4を特殊化したものだから、逆思考できる能力が備わってないとアウトである。確かに3桁の111+444の計算の方が3+4のより難しいと思われるが、そろばんは5珠を使うので、確実に3+4の方が難しい。

さらに17+44の計算は、5の合成と10の合成を含んだ包摂的な能力が必要だ!これは筆算にはないそろばん特有なものである。

したがって、合成分解を「言葉がけ」で安易に教えることは極めて危険である。このような点に於いても、安易な指導ほど児童を混乱させると認識すべきである。

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秤乃館

三重県四日市市にある秤乃館に行ってきた。ここはTVでも紹介されるほど珍しい秤を展示してあった。館長と「尺貫法・メートル法・そろばん」について30分ほど話しができ、本部講習会のメートル法の再確認もできた。

「尺」については、実は明治維新までは長さが一定ではなかった。これでは社会性に欠けることから長野県佐久市の市川又三氏から「尺度乃議 建白書」が政府に申請された結果「尺原器」ができた。

尺もメートルも人間が決めた連続量だから、歴史を遡っても難しいことが分かる。したがって、メートル法については、児童に基本単位をしっかり理解させることに重点をおくことが大切である。

安易に「そろばんは単位の換算ができる教具」と言っても、単位の換算の意味や構造を教えない限り量感はつかめないだろう。

いつも本から学ぶことが多いが、五感から学ぶことは一発で理解できる。基本的な知識を先に頭に詰め込んでから人の話を聞くと面白いと思った!

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