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2013年1月

アルゴリズムに依存するな

9世紀のアラビアの数学者、アルーコワリズミの著書で用いられたアラビア数字を使った計算法を「アルゴリズム」という。※現代では、機械的に実行可能な計算方法をアルゴリズムという。

アルゴリズムは日本では「算法」ともいい、思考錯誤を繰り返すことで必ず同じ結果が得られる計算手順を指す。

例えば筆算の加減乗除、四捨五入が挙げられる。

珠算教育も算法による計算なのでアルゴリズムを伴っている。したがって、意味が分からなくても、反復練習をすれば上手くなる。このように鍛えれば何とかなるという教育は、現代社会には通用しないし、到底近代的とはかけ離れた次元の話である。

算数の筆算もアルゴリズムを伴っているが、筆算の前に必ず「計算の意味」を教えている。つまりアルゴリズムの習得に偏ることなく、アルゴリズムを見出す価値感を習得させることが重要ということである。

したがって、珠算の合成分解においても「意味を伴って学習させること」が、近代化珠算に変わるのである。

つまり、これこそが珠算と算数の融合なのである。

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計数そろばんの効果

アメリカで買い物をすると、おつりは補加法が用いられることが多い。例えば28ドルの物を買って50ドル払うと、先ず8ドルの補数である2ドルを「29ドル、30ドル」と渡され、次に10ドル紙幣で「40ドル 50ドル」と渡される。

なんでこんなひき算をするのか?と日本人は不思議に思うかもしれないが、アメリカは沢山の移民が多く、言葉が通用しなかったため、分かりやすい計算方法として、この「補加法」が定着したらしい。

確かに「言葉が分からない人」には、動作(操作)を伴った具体的な計算は分かりやすい。

これは、幼児にも同じことがいえる。「50ひく28はいくつ?」と聞いても、まずチンプンカンプンだろう。1学年でも「10ひく7はいくつ」と即答はパーフェクトではない。ところが指を使ったり、計数そろばを使えば全く問題がない。

そろばんの「10ひく7」が、なぜできないか?それはこどもが「わからないから」だ!

幼児期に計数そろばんを使わないで計算をさせてよいのか?

幼児を指導するなら、その辺をよく考えるべきだ!!!

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算数的活動

日本の児童は世界の児童と比較すると、「算数は面白い、楽しい、素晴らしい」という意識が低いという結果が報告されている。(IEA 国際教育到達度評価学会)

そこで、「数と計算」「数量関係」「量と測定」「図形」の4つ領域に、

SSKCLUBは独自の「算数的活動」を付け加え、算数の楽しさに気づくように配慮しているわけである。

例えば、算数を日常の事象と結び付ける活動、もの作りをするなどの作業的な活動、九九表に潜むきまりを発見するなどの探求的な活動、解決した問題から新しい問題作りなどの発展的な活動などがこれに値する。

『SSKCLUB 算数テキスト』を見れば一目瞭然であり、随所に算数的活動を意識した問題が多く出題されていることは、今さら解説する必要もないだろう。

毎日毎日同じことの反復練習をすれば、確かにそろばんは上手くなるが、これが楽しいと感じるかどうかは別である。反復練習といえども、作問を上手く算数的にアレンジすれば児童の心はワクワクするのである。

特に図形は、算数活動が多い領域であるから、「直角」の意味は操作を通して学習させると、「鈍角」「鋭角」も自然と分かるようになる。それには「90°より多い部分」「90°に足りない部分」を理解させることが大切である。

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無意識の価値観

幼児~1年生あたりに見られる「鉛筆をかじる」行為は、緊張を解すためのものとされている。一見大人から見れば無駄のように思われるが、児童には必要性のある行為であり、これを「無意識の価値観」と言う。

このように低学年にはおかしな癖をもつ児童が現れるが、この癖の根源を指導者は理解しておかないと癖は治すことができない。

また、「損得勘定」の根源は怒りであるから価値観はない。つまり、学習に「得した、損した」感情は、児童の創造性を育てるより潰す可能性が高いのである。

大人でも安く買えたから「得した」という感情より、本当に欲しい物を買った方が、明らかに心は満たされる。つまり、本当に欲しい物を買った時は、知らず知らずのうちに無意識になるということだ。

したがって、指導も無意識になるような配慮は必要なのである。

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愛知県本部講習会

愛知県本部講習会の会場が安城市から名古屋へ移って、いつもと違った気持ちでできた。これは話し手としては非常に重要なことである。

今期発売した『メートルワールド』の講習は、3月の富山5月の愛媛県本部講習会で終わるので、まだ受講していない先生は是非参加してほしい。

SSKCLUBの講習会は、全国20か所で開催しているが、一人でも多くの先生が講習会に参加して頂けることが珠算界はもとより、塾の発展に繋がる。講習会の参加は気力も非常に大切である。この気力が漲ると人生も好転していく。逆に、欲が先行すると人生は不安に陥る。

こんな当たり前のことは、自分の考え方でなんぼでも変わるということである。つまり、勇気をもって行動すれば簡単に解決することである!

平成25年度の講習会も上手くスタートできたので、6月まで無事に終わりたいものである。

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資料制作中のひとりごと

正月ボケもとれ、漸く仕事モードになりました。来月開催の岡山県本部講習会の原稿は、もうすぐ完成するので、非常に気持ちがよい状態である。

SSKCLUBの理念は、新年になっても普遍性である。毎日続ければ必ず生産性があるものに転換できる。したがって、毎日の勉強は怠らず続けることが大切である。また、同時に健康も意識して暮らすことが大切であろう。

子どもを教える以上、自ら学ぶことも忘れてはならない。

多数の人間が間違った指導方針へ舵をとったならば、「合成の誤謬」を引き起こす可能性が高くなる。実はこれが一番厄介なことである。

今年の大河ドラマ「八重の桜」は、会津の悲劇のドラマであるが、トップが間違った選択をすれば、それに伴う家臣、農民はたまったものではない。今では考えられない話であるが、歴史を学ぶことは、今後の自分の教科書でもあるのでじっくり考えて観たいと思う。

今春『時計』が発売されるが、これも現在では最終段階にきているので完成が楽しみである。

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会報34号について

◆会報34号の訂正について

43ページに記載されている本部講習会のテーマですが、

以下の2県の訂正をお願い致します。

★3月24日(日)富山県本部講習会  「メートルワールドと割合」

★6月2日(日)大阪府本部講習会  「分数1~分数3」

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モチベーション

新年あけましておめでとうございます。

本年も昨年同様、SSKCLUBブログを宜しくお願いします。

新しい年を迎えて、昨年と同じ「やる気」を維持することは、まずその仕組みを理解することが大切である。

SSKCLUBは、塾生の成長及び学力向上を目指し今日に至る。このように、しっかりした動機があるため、非常にモチベーションは上がる。これに反して、塾の繁栄だけを願っているとしたら、それは「テンション」にすぎないから直ぐに下がる危険性がある。いわゆる不安定なフラフラした指導である。

やる気は、「出す」のではなく、自然に「出る」ものであり、動機の理由がしっかり定まっていれば、自然と出るものである。つまり、今年こそは「しっかり勉強しよう」と誓いをたてる前に、「楽しい」「好き」という潜在意識を自己認識した方が上手くいくのである。

自分自身「今年は勉強するぞ」と意気込んで考えたことはない。考えていたら、この道30年以上も幸せに過ごすことはできなかったと思う。

要するに「楽しいこと」「好きなこと」は、正月から実行する方が得策なのだ!

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