明日の珠算を考える会
10月8日(月)に東京(御茶ノ水 ガーデンホテル)で開催された「明日の珠算を考える会」に行ってきた。珠算の先生の講習会とあって懐かしい顔の先生もいて、たまにはSSKCLUB以外の講習会もよいものだと思った。
今回は中島先生が講師ということで、本人もずーっと気合(緊張)が入っていたと思うが、普段の知識を存分に話せたと思うのでまずは成功であろう。
SSKCLUBの教育理念は「算数と珠算の融合」であるが、『論語と算盤』を書いた渋沢栄一は、次のように論じている。
「論語を拠り所にして道徳(論語)と経済(算盤)の両立を揚げ(道徳経済合一説)、利益を求める企業活動のなかに倫理が必要である。企業は利益を独占せずに、国全体を豊かにするため社会にも還元するべきである。」
これは、あの有名な「ドラッカー」も「公共の利益が自らの利益を決定するといえなければならない」と同じことを論じている。
珠算を公共の利益に還元するとは何だろう?昭和時代ならば「計算機」としての珠算教育でよかったが、現代ではそれは成立しないことは誰しも承知しているはずである。
万人の児童の算数力をUPさせるならば「公共の利益」に還元することができる。したがって、SSKCLUBが目指しているものは、現代社会でも通用する珠算教育であるということになる。
日本が「ハイパーインフレ」になった時、現在置かれている珠算教育も大きな改革を強いられることになる。これから珠算教育を背負う若者には、将来のビジョンをしっかり持って教育者の名に恥じない指導者になることが重要であろう。
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