計数力
『KIDS2』から、本格的な数観念の学習に入る。とりわけ、合成分解と計数力が難しいのは、「教えようと思っても 簡単に理解できない」ところが大きな要因である。
例えば数唱。数唱自体は、風呂場で毎日練習すれば可能であるから簡単に習得できる。つまり、「何回も繰り返せばよい」ということだ。このような原始的な指導は、行動主義から引き継いでいるため、一見学習としては優れているように思えるが、それは賞罰と同じで一時的であると思った方がよい。
動物を24匹数える場合、「数詞」と「対応」が同一でないと計数は成り立たない。ここで誤答がある場合は、指導者が数詞に合わせて対応を一定の速さでサポートすることが大切である。
学習は、いろいろな要素がからみ合って成り立っているわけだから、指導者の知識量は重要である。珠算教育といえども「博学多才」であった方がよいことは言うまでもない。
さらに今後「出藍之誉」が現れることを願って止まない。
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