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愛知県学習会

今日、愛知県学習会があった。テーマは「割合」だ!

割合が難しいのは、2つの量を比較することから、どちらが「基準量」か「比較量」なのかという判断である。この時、基準となる量が「1」となる。「1」という捉え方は、確かに児童にとっては難しいが、実は「かけ算」も「わり算」も「1つ分」「いくつ分」という意味を教えている。「1つ分」が「基準量」、「いくつ分」が「何倍」と、それぞれ拡張されるだけのことである。

これを児童に定着させるには、一貫した流れ(スパイラル)が無ければ、いくら頑張っても簡単に割合を定着させることは難しい。一般的に割合の定着率は3割程度だから、教材や指導者の能力が問われることは言うまでもない。

計算オンリーの珠算教育で割合を理解させることは、不可能に等しいだろう!せっかく計算力があるのに、これは勿体ない話である。

0.3が30% 0.3が3割 だから 30%は3割というのは、0.3の中間変数をしっかり理解していなければならない。したがって、『小数1』『分数1』テキストは重要な学習となる。

形式的な割合だけを教えても、構造が理解できなければ、速さ・比例・比には繋がらない。この点を考えると、整数→小数→分数の意味・仕組みを教えることは、難しい計算を処理できる能力より重要だと思う。

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