テキスト修了
3月から始まった『KIDS1』が修了した。(年長児の場合、KIDS1と分類は、3か月の学習期間を要する)
毎回『KIDSテキスト』が修了した時点で、保護者様には、コメントと「修了パンフレット」を付けて返還する。
実際に、わが子がどんなことを習っているのか?どんな学習状態なのか?を知る権利がある。それに応えられなければ、教育がエゴ化してしまう危険性がある。
ということで、今回は、保護者様から添えられた手紙を紹介します。
いつもお世話になりありがとうございます。毎回、「すごく楽しかった」と喜んで帰って来ます。三重丸が貰えたのも嬉しかった様です。いつも先生のブログを楽しみに読まさせて頂いております。素晴らしい先生に、直接御指導して頂き感謝しております。今後とも宜しくお願い申し上げます。
幼児期は、そろばんの技術より、むしろ数(かず・すう)の本質を指導することが大切である。数(かず・すう)の本質は、「3このりんご」の数(かず)を見た瞬間に「3」の数(すう)と認められることであり、この数の本質を取り出すには思考力が必要となる。
つまり、誰もが共通して認めることができるものが本質であるから、そろばんの五珠は「数の本質」とは言えないことになる。
直観された五珠の不確かな意味を、誰もが納得できる本質に変えることは、数を普遍的な意味に転換しない限り無理である。これを「五珠の本質観取」と言う。
したがって、幼児期にそろばんの計算ばかりを教え込むと、本質よりむしろ自由な教育へ陥ることがある。ただし、この統一性の無い自由な教育で上手くいく幼児もいるが一般的ではないので、危険が伴う事実も指導者は認識すべきであろう。
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