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珠算新聞

3月1日発行された「珠算新聞」(全珠連)に第58回全国珠算研究集会の上垣 渉(岐阜聖徳学園大学教授)先生の講演内容が掲載されたので紹介したい。

「算数教育で大切にしたいこと そろばんの活用に関連して」

① 絵・図を使うこと

小学校低学年では、数字だけではなかなか理解できないので、テープ図、線分図を用いて導入を図る。具体性を備えた絵から抽象的な絵へと導く。

小学2年生でかけ算が指導されるが、タイル図からかけわり図による説明が有効的である。中・高学年でもかけわり図や面積図による説明がより効果がある。

② 法則に着目すること

計算法則の活用が大切であり、偶数+偶数=偶数のみならず、中学では文字式も学習するので、交換法則を活用し、より速算を図る。量の法則性では、単位換算が大切。ここではそろばんの活用が有効である。(位取りを間違わない)

③ 論理的に説明すること

たし算の手前に合成と分解の説明が必要である。おつりの計算など、補数の理解が不可欠。この点は、そろばんは「補数を見つける道具」として有効であり、補数発見器とも言える。

乗算・除算の正逆関係や数の定義(偶数は2で割り切れる数・2の倍数)他。

最小公倍数・最大公約数はそろばんによる計算が最適。

そろばんの中学校への活用では、正負の数の計算規則にも有効である。

★ 結び

珠算教育には「計算の向上」・「集中力の育成」等多くの意義があるが、算数教育と手を携えて進むことが重要である。これを「算数的珠算教育」と呼ぶ。そのために、本日は算数教育で大切にすべき3つのことを紹介した。今後、「算数的珠算教育」という側面にも意を用いて頂ければ幸いである。

さて、この講演内容を読んで皆さんはどのような感想をもたれたか?

正直、上記の内容は、既にSSKCLUBが実践していることではないだろうか?

特に、「補数発見器」については、「計数そろばん」でなければ補数は発見できないが、補数の重要性については正しくその通りだと思う。

また、「論理的に説明すること」は、いつも講習会で講話しているSSKCLUBの真髄ではないだろうか?

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