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0の学習について

幼児でも「0」は「ゼロ」と読めるが、はたしてその意味をしっかり捉えているかは別問題である。算数教科書では、10の数を教えてから0を教える展開となっている。『KIDS4』では、10の前に0を教える。この順番をどう捉えるかは著者の判断による。

「0はひとつもない」という印で「ゼロ」と読むには、あまりにも不親切であろう。確かに「ひとつもない」というのは結論で、その過程には、「あったものがない」「あるはずのものがなくなった」と考えさせなければ納得できないと思う。

例えば、20、105などの数は、一の位、十の位の場所に、数がひとつも無くなった意味を表す。(束の原理)これを理解させるには、計数そろばんで「あったものが無くなる」ように操作させることである。これにより、0の意味はかなりイメージできるようになる。

仮に、0を操作しないで思い浮かべることができるなら、記数法で迷う児童数は、もっと少ないはずである。

「0」は4→3→2→1→0と「1こずつ減ることで認識できる数」で、3や2は、「見れば分かる数」であろう。また、10のように2桁の数は記数法が伴っているので、必ず事前に0の意味をしっかり定着させた方がよいと思う。

また、日常生活で計算上0になることは多々あるので、珠算でも答えが0になることは、基礎学習において重要である。この0の計算を含めないと、結果的には0が単独数で終わってしまい、せっかく意味を教えても無駄に終わる可能性が高い。「KIDS」や「ABACUS1」では、0の答えがでるように作問してあるので、これにより、かなり高い確率で0が認識できるようになる。

簡単な数や簡単な式を教える方が、実ははるかに難しいのである。この辺をしっかり認識していない指導者は、幼児・1学年を安易に教えてはならない。

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