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演算決定能力

SSKCLUBの児童は、普段から文章問題の重要性を理解している。これは、「式が間違っていれば正答はない」ということを理解しているということだ。つまり、『テキスト』を順序よく学習すれば、「なに算で計算するの?」という質問は皆無となる。

一昨日のブログの「レディネス」でも述べたが、「2学年だからわり算の意味は理解できない」という考えは誤りで、『教材』と指導者が整っていれば、2学年でも問題なくわり算は理解できるようになる。

例えば12÷3の計算を理解させる場合、形式的に数字だけで教えても、2学年の能力では、到達できる確率は下がる。しかし「12このアメを3人でわけると 一人分は何こになるのか」というような、意味付けをしながら学習すれば、わり算の意味が明確になるとともに、かけ算の意味も同時に強化される。また、そろばんを使うことで、かけ算とわり算の仕組みが盤面上に見えるため、12÷3の計算が、さらに意味を還元してくる。

幼児でも、12個のおはじきを使えば、一人分が4という答えは求めることができる。このように、幼児・1学年の時期から大切に演算の意味を指導することで、2学年になった時、確実に要約力がつき、演算決定能力は一気に開花する。

つまり、これがレィデネス。これこそが、正真正銘のわり算であろう。

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