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知性とはなんだ!

一般的にそろばんを習うと「計算の達人になれる」というのが巷のイメージであろう。

教える方も、習う方も同じ考えなら、それはそれでよいことであるが、「そろばんで算数力も習得できる」となれば、人間の知性は算数力によって一段と開花することは明らかだ。

人間は新しい目標が現れては進み、停止を絶えず繰りかえす動物である。一つの疑問を解決すれば、それは次の疑問の出現を意味していることになる。

自分でも講話中に一つの解説が終われば、また次の解説が自然に現れる。このように知識を出しては停止させ、さらに疑問を投げかける。

これが「知性の本性」というものだ。このような経験を経ると、やがて深く世界を知るようになり、誇りと謙虚さも自然と備わってくるものだ!

珠算教育から知性を作り出すには、疑問からスタートすべきであろう。ただ「覚えなさい」と言われても、あえて疑問を作り出すことが児童にできるだろうか?

疑問を解決すれば知性となり、知性は自分以外にある物質にまで尊敬と愛情を育むことができるようになる。

これは、今、SSKCLUBで習っている児童や指導者に対して、不可知論を述べているのではなく、ただ純粋に「学んで欲しい」と願って止まないだけである。

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