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幼児教育について6

幼児には、3や4を鏡数字にして書く特性がある。これは3と鏡数字の3が「同じ」「違わない」という認識をしているからであろう。確かに大人から見ると、3と鏡数字3は、明らかに違う。でも、幼児にとっては「ただ向きが違っているだけ」という捉え方をして「違うように見えているが、3には違わない」となるのである。

つまり幼児期は、「知覚的な構成」は違っていても認識は同じであるということだ。これは「空間的に配置が色々と変化しても、コンスタントなものは保持されるので、方向が違っている」という認識ができるわけである。幼児の鏡数字は、大人と違って方向の区別ができないために、鏡数字を誤認してしまうこともあるが、方向がしっかり区別できるようになると、図形の認識もできるようになる。

つまり「上下・左右」が分からなければ図形は認識できないということになる。特に左右の認識は、お母さん方も心配する点であるが、これは「不注意」では片付けられないという気持ちからであろう。

幼児をよく観察しながら授業をすると、一人ひとりの様々な特性が見えてくる。認識と成長の関係は「そろばん」だけでは済まされないので、幼児を教える場合は、「鏡数字」の意味を理解していた方がよい。

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