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かけ算

「九九の学習」の時点で「かけ算の定義」を教えられるかどうかは指導者の力量だと思うが、これは単なる言葉の説明で片づけられない重要なことである。

乗数が1増えれば積は被乗数分だけ増えることは知っていても、その関数的な捉え方を具体化することは簡単なことではない。特に一般的な珠算の教材は、「九九を覚える」ことに重点を置いているため、「九九を作る」ような配慮がない。

また『かけ算1 P6』のように「さくらんぼが2こずつ増える」ということは絵を使えば理解できるが、「系列」から「関数的な理解」が伴わなければ話にならない。

そこで1→2→3→4  2→4→6→8 と線を引くと「系列」と「積」が突然見えるようになる。このような指導は、根本的に「数学的な捉え方」を知らないと気がつかないことであろう。かけ算の講習においては、この点を意識して聴講することが、実は大切なポイントである!

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