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2011年8月

文字テキストについて

一般的に「算数」と「国語」は相関が高いと言われているが、『文字テキスト』を単に「ひらがなのお稽古」程度と捉えてしまうと、国語力は決して上がらない。

その証拠に、1・2学年の「学習指導要領 国語」では、下記のことについて注意を促している。

【小学校学習指導要領 国語1学年及び2学年】B 書くこと

ア 経験したことや想像したことなどから書くことを決め、書こうとする題材に必要な事柄を集めること。

イ 自分の考えが明確になるように、事柄の順序に沿って簡単な構成を考えること。

ウ 語と語や文と文との続き方に注意しながら、つながりのある文や文章を書くこと。

エ 文章を読み返す習慣を付けるとともに、間違いなどに気付き、正すこと。

オ 書いたものを読み合い、よいところを見付けて感想を伝え合うこと。

この内容を読むと「算数」と共通点が多いことに気付く。とくに語と語を構成していく点は、正しく数学的な要素が強い。(あかい+はな)そこで『文字テキスト れんしゅう2』のような文字の練習については、文字をただ練習するだけではなく、例えば「く」なら「く」がつく語を使って文章を作る学習(くろいいぬ  くろいかばん)をすれば、文章からモノへの還元ができるようになり、算数の意味や文章題などを要約する能力が養えることができる。

つまり、国語も算数も同時にUPすることができるようになるということだ。国語は文字を使って意味を理解するが、算数は記号を使って意味や仕組みを理解する。この共通した学習方法により、はじめて「知恵」となるわけである。この「知恵」は、文章を書いたり計算したりする「行動」が伴わないと習得できないので『文字テキスト』を使うことが『KIDSテキスト』に大きな影響を与えることは言うまでもない。

文字→文字の練習→文字が綺麗に書ける(×) この決まりきった考えでは、コミュニケーション力が欠如してしまう。

「書く、話す、聞く」この基本的なところは算数も包含されていることを指導者は理解すべきであろう。

幼児の想像力を潰す指導は改めるべきである。Img_5533_3

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福岡県本部講習会

日曜日、福岡県本部講習会が小倉で無事終わった。小倉(こくら)を小倉(おぐら)と間違えている先生もいましたが、これは「小倉パン」の食べすぎかもしれないと思った(笑)

さて、今回は『文字テキスト』、『KIDSパズル』を中心に講話したが、文字については、「指導要領 国語」の解説から、「文字」の国語化を狙っていることをしっかり認識して欲しい。

美しい文字が書けるより、文字がしっかり読めることが大切であるが、読めるとは、言葉の意味を順序よく正しく認識することである。そのような観点から『文字テキスト』を使うと、国語力はUPするだろう。つまり算数と国語の相関が高いということから、文字の認識は算数に必ず繋がっていることを理解することが大切である。

福岡県本部講習会から「育成プロジェクト」が始まったが、真剣に書き留めている姿勢に、指導者として感心しました。

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学連 珠算指導者研修会 無事終了

昨日、東京国際フォーラムで「明日の珠算を考える会」の研修会が無事終わった。125名の先生方の前で話すのは、全国大会より少し緊張したかな?(が、5分でいつも通りになった!)

自分が先生方を教える意義は、子ども達の珠算技能や、算数力UPのためであるが、もう一点は、珠算界の発展である。最近の大学生は勉強をしないと言われているが、何も学生だけではない。われわれ珠算人も、昔と比べるとめっきり研究者が減ったと思う。

福沢諭吉が「学ぶ人間が減ると国が危ない」と言うように、珠算も学ぶ先生が減れば危機的な立場になることは言うまでもない。学ぶことに物理的な問題、制度的な問題は無いにも関わらず、現状に甘んじて学ばないのは、指導者自身の自覚の問題であろう。

これからの珠算界を背負う若い先生が、小さくまとまってしまえば、何れ珠算界という大きなパイが小さくなるのは時間の問題である。研修会で具体的なことを理解することも大切であるが、その前に自分の置かれている立場を認識することも重要であろう。

最後に真剣に聴講して頂いた先生方に厚く御礼を申し上げます。

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数量関係

「ゆとり教育」から脱却した「新学習指導要領」では、「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」の4つの領域の中で、特に「数量関係」の学習量が増えた。

A 数と計算

整数・小数・分数の意味や表し方・整数・小数・分数の計算が主な学習

B 量と測定

長さ・かさの単位と測定を2学年、メートル法を6学年(3~6学年で多角形や立体の面積・体積を学習)

C 図形

正方形・長方形・直角三角形を2学年、二等辺三角形・正三角形・角・円・球を3学年、平行四辺形・ひし形・台形・直方体・立方体を4学年で学習する。(5、6学年の記載は省略)

D 数量関係

加法及び減法の式を1学年、加法と減法の相互関係、乗法の式を2学年、除法の式・□を用いた式を3学年、□、△を用いた式を4学年(5,6学年記載省略)

「ゆとり教育」では、百マス計算など「数と計算」を主にした指導が盛んに行われたが、「新学習指導要領」では、数量関係の計算の前段階の式や四則計算の関連性を常に重視している。このことから、SSKCLUBで教えている『算数テキスト』は、「新学習指導要領」にマッチした内容であることが分かる。正に時代の先端を行く珠算教育であることを理解して欲しい。

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育成プロジェクト 福岡県

今期の事業計画の「育成プロジェクト」が8月28日(日)の福岡県本部講習会からスタートする。現在8名の申請があり、レポートは毎回提出されると思うので添削が楽しみになった。

さて、レポートの書き方ですが、毎回このブログから「テーマ」を提示します。このテーマを中心に自分の指導法と比較したり、疑問点を書いて頂ければ結構です。(字数は問いません)

では、福岡県本部講習会のテーマをお知らせします。

① 「文字テキストの意義」  

② 「KIDSパズルの使い方」 

③ 「カード・チップの使い方」

この3点から1点を選択して書いて下さい。提出期限は、講習会終了後1週間とします。スピーディーな行動は信頼につながります。エントリーしたからには、精一杯全力で頑張って下さい!

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会報30号 発送

『会報30号』を本日発送しました。

また、「テキストラベル」も中島先生から最新版(メートルものがたり・分数3を追加)を一斉配信しました。ご利用下さい。暑い日が続き、バテ気味かもしれませんが頑張りましょう!

学連前に『会報』が発送できてよかった!

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小数の乗法

小数と整数は、十進位取り記数法がもとになっている。したがって、小数の乗法の計算は、一旦整数に置き換えて計算し、小数の位置(1/10、1/100の関係)に注意して、小数点を移動することが大切である。

また、小数の乗法は、「乗数を10倍・100倍・1/10、・1/100すると、積も10倍・100倍・1/10、・1/100になる」というように、関数的な性質を生かして指導することが重要である。『テキスト』で具体的に表すと次の2点が挙げられる。

【小数2】

12×0.3=12×(0.3×10)÷10  

12×0.03=12×(0.03×100)÷100 と考えることができる。

【ABACUS7B】

2×30=2×(30÷10)×10

2×300=2×(300÷100)×100 と考えることができる。このように関数的な捉え方は、小数だけでなく、整数から系統だっていることを理解しておくことが大切である。つまり、整数の指導の段階で小数を意識しているかが重要なポイントである。

「珠算は断片的な教え方でよい」と勝手に思い込んでいる指導者がいる以上、どう転んでも児童の数学力が向上することは無い。また、このような意識の指導者が、『テキスト』を使っても、前述したような重要ポイントを見逃して、簡単に通過させてしまう危険性があることも否めないので、一度、児童の立場になって自分の説明で分かるかどうか自問自答した方がよい。

講習会に参加すれば、必ずやそこから指導の糸口が見つかるに違いない。来たれ!講習会!

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会報30号

9月発行の『会報30号』の原稿が完成して、瀬川先生から届いた。最近は表紙も原稿の一部になっているので、作るのも楽しいのではないだろうか?

歌手が声に特徴を持っていればそれも楽器の一部となることと同様、表紙から『創作的な会報』であることが読み取れる。

自分の原稿も、『ブログ』+『解説&解答書』+『テキスト』と、3つが化合されたような内容になっているので、先生方も勉強になるのではないかと思う。今回は、会報に「プロジェクト」と「テキストラベル」のお知らせも掲載されているので、ブログを読まない先生には大切な情報源となる。是非隅々まで読んで欲しい。最新の情報をいち早くキャッチするためにも、ブログやメールはチェックした方が良いに決まっている。

あと2週間で学連の指導者研修会。もう資料は送ったので、あとは90分話すだけである。暑い夏と熱い頭を、熱しすぎず冷めすぎない様に、心して頑張ります!

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加法と減法の相互関係

2学年の「数量関係」の中に、《加法と減法の相互関係》についての単元があり、この単元の指導目標は、「加法と減法の相互関係について理解し、式を用いて説明すること」である。

2学年では具体物を使い、図や式に表したり関係付けたり説明したりすることで、理解を深めていくことをねらいとしている。このような相互関係を学ぶことによって、4学年以上の「計算のきまり」へ上手くシフトさせるようにするのだが、これは『算数教科書』では当たり前のことである。

SSKCLUBは「数直線や図が読み取れるようになる珠算教育」である。言い換えれば、そろばんが初めて「思考の教具として成立する教育」なのである。

「式を書かせてから計算に入る」

SSKCLUBの指導体系は「数と計算」に止まらず、「数量関係」まで理解ができるように作られており、『計算のきまり1』や『計算のきまり2』は、この「数量関係」の専門的分野に長けたテキストである。

計算力とは、式の意味を理解していなければ話にならない。計算器から思考器への転換こそ、今、早急に求められている教育ではないだろうか?

※【相互関係とは?】加法と減法は三つの数量のどれを求めるかによって、相互に関係付けられている。このような加法と減法の関係を、加法と減法の相互関係という。

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竹原珠算学校

昨日、長野県の「竹原珠算学校」でスペシャル学習会が開催された。半年前に訪問した時と明らかに違うのは、新しい看板・広くなった教室・スタッフが増えたことだ。(写真は竹原珠算学校のスタッフ)竹原先生から「3年前から生徒数が倍になり、特に『KIDS』から上がってきた1学年は凄い能力になっている。これからの珠算界は、SSKCLUBのようなKIDS・算数を教えないと存続は厳しいと思う」と言われた。

これは『テキスト』を使った先生しか分からないことである。『テキスト』を使ってない先生と話す時を例えて言うならば、美味しいものを食べてもそれが美味いのか?不味いのか?『味が分からないこと』と同じである。

生徒が増えたことは、親からの信頼の結果であるが、その信頼については未来永劫に努力する必要があることは言うまでもない。今後とも是非頑張って欲しい!

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