数系列(全国大会予習)
『KIDS5 解説&解答書』のP8に「算数科における言語とは、言葉だけではなく、数・式・図・表・グラフなどの表現を含めたものである。・・・数表から系列を見つけさせることは大切である。」と記載してある。
写真(1学年)のように、1,2,3,→10まで記載して10の補数を書かせると、自分の知っている補数、「5と5」→「9と1」→「1と9」から書き始める。これは典型的な数を言葉として捉えているわけで、系列的な思考力は習得していない状態を示す。この段階で計算をすることは確かに難しいが、数系列が分かり始めると、連鎖的に合成分解の理解も深まってくる。
合成分解は数観念の代表的なパーツであるが、これは数学的思考力と深く結びついているので、このように数系列的な問題を繰り返すことで思考力は上がり、やがて合成分解も理解してくる。したがって、言葉で覚えさせるような珠算的な学習よりも、根底で繋がっていく思考力を上げた方が、合成分解は短期間に理解できるようになる。
この『KIDS』で培った能力こそ、珠算にも算数にも共通して発揮できるものなのである。
| 固定リンク
「教育」カテゴリの記事
- KIDS2(2021.03.28)
- 算数スペシャル5年上(2020.07.31)
- SSKCLUBオンライン講習会のお知らせ(2020.07.13)
- 新・クリアファイル(2019.08.02)
- 算数スペシャル5年下(2019.05.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント