学ぶために必要なものは何か
これまで自分が学んできた「珠算学」は、決して自分ひとりで考えたわけではない。親から学んだこと・学校で学んだこと・本から学んだことなど、ほとんど他人から教えてもらったことから生まれたのである。
幼児は親から学ぶことが多いが、小学生は先生や友達から学ぶことが多い。大人になれば、後輩は先輩から多くのことを教えてもらう。このように数多くの人から「知識」を教えてもらい、はじめて自分自身で考えるようになるのである。大袈裟かもしれないが、自分が知っている知識を他人にどんどん教え広める精神があれば、学びの輪は自然と広がり、人類は皆幸せになれると思う。
SSKCLUBの指導者は、幼児や児童からも学び、先輩から叱責され成長していく。たとえどんな立場にあるにせよ、また、どんな人から教えられたにせよ、受け手側に「謙虚に学ぶ心」がなければアウト。SSKCLUBに入会し、3年までは真面目に講習会に参加しても、この後が続かないと、一時的に生徒が増え始めても、いつか「SSKCLUBの浦島太郎」になってしまう。創設者である自分は、こんな指導者を今までに嫌というほど見てきた。
「生徒が増えること」と、「真実を知ること」は全く別次元の問題である。これをはき違えた指導者に、真の教育など見えるはずがない。更に言うならば「真実を知ること」は、たった3年でそう簡単に分かるわけがないのだ。正しい指導法を習得するためには、素直な心で学び、教え合うことが大切である。
SSKCLUBは、著者⇒会員・会員⇔会員と、知識を教え合うことができる組織である。この価値観が理解できないということは、組織の一員として、失格に等しいことを肝に銘じてほしい。
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