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2011年4月

会報29号 発送

本日、『会報29号』を発送した。ゴールデンウィーク前には、先生方のお手元に届くと思いますので、しっかり読んで頂きたいと思います。

まず、表紙に驚かされると思いますが、これは編集者の瀬川先生の熱い思いが込められたもので、無論、内容もバッチリ編集と校正をしてありますのでご期待下さい。

講習会のレポートを書くことは、なかなか敬遠されがちですが、いくら講習を受けても、それをまとめないとしっかり頭の中に定着はしないと思います。文字を書くことは、話すことと同じで、慣れればそんなに難しいことではありません。

どちらかというと、自分も話すより文章を書くことは苦手だが、今年発行される『ブログ3』までを振り返ってみると、自分なりに進化したと感じています。

継続の源は、この『ブログ』を通じて、「先生方にメッセージを伝える」このエネルギーがあるからこそ、ここまで続けてこれたのだと思います。

『会報』を10年間続けてこれたのも、原稿を書いてくれる先生、編集してくれる先生、そしてSSKCLUBで一生懸命学びたいと思っている先生方のトライアングルが、上手く機能しているからだと思います。

この世界で生きていくには、「やるのか?やらないのか?」「続けるのか?続けないのか?」という簡単な決断だけ。後は、何とかなるものですよ。

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教育とは何だ!

20代の頃、心理学に興味を持ち、ブルーナーの『教育の過程』を購入した。

http://www.geocities.jp/ittokutomano/bruner.html

↑ブルーナーの考えは、今『テキスト』を使ったり、講習を受けている先生には、非常に共通点が多いと感じられると思う。

「教育は、知性の働きを発達させ、それによって個人が社会的世界の文化的様式を乗り越えて前進・革新・創造できることを求めるものである。」

自分が『SSKCLUBテキスト』を作り始めたのは、40歳前半だが、土台は20歳~30歳にあるといっても過言ではない。つまり、根底に教育の原理が無ければ『テキスト』制作は、本筋からブレてしまうということである。

先日、大前研一さんの記事を読んだところ「人間30歳で大博打のようなことをしないと、45歳で花は咲かない。つまり45歳で仕事はある程度決まる。・・・・」とあった。

確かにSSKCLUBを作ったのは、自分が44歳の時だから、実際に体験していることと合致しているので、これは実に頷ける話である。

子どもの授業も先生方の講習も、共通している大切な要素は、「発見を促進する興奮の感覚である。」子ども~大人まで「引き込まれる」ことは、知性の卓越性があるからである。

物事を深く探求していくことは面白いことであるが、万人を引き込めなければ、ただ単に社会性を失ってしまうことになる。

これからこの教育を極めたい先生は、どんどん間口を広げて育てていくので、安心してついて来て欲しい。

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千葉学習会

昨日の「千葉学習会(東京都御茶ノ水)」も無事終わってホッとしている。なぜ「学習会に参加するのか?」と質問されたが、それはこの仕事に対する「愛だろうね。」と答えた。TVで年1回、24時間テレビ 「愛は地球を救う」を放送しているが、別に年に一度じゃなくても毎日、この思いがあっても構わないだろう。

また、SSKCLUBは、毎年若い先生が多く入会してくるので、今後はこれからの珠算界を担う先生方をどう育成していくかが大きな課題である。来期は、普段講習会に沢山参加している「やる気のある先生」を育てるための「育成プロジェクト」を立ち上げたいと思っている。

SSKCLUBは、目的意識をはっきり持っている組織である。自分は会長ではあるが、権力者ではない。誰が1番とか誰が2番なんてことはどうでもいい。名誉欲も興味がない。今は平等に学べる場所・学べるものを提供することだけしか頭にはない。

自分の理念や教材が、先生や児童のためになれば、東京なんて近いものです!現に昨日は、富山・広島・滋賀・大阪から参加された先生も沢山いたし、問題は本人の学ぶ気持ちしかないだろうと思う。千葉学習会を終えて、「たまには他人の講習も聞いてみるもんだ。」と改めて勉強になりました。

お疲れ様でした。ありがとう。

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香川県本部講習会

4月10日(日) 快晴に恵まれ、桜も満開の中、香川県本部講習会が終わった。今回のテーマの『パズル』は、「図形」+「数と計算法則」といった、従来の固定概念を壊した内容のテキストである。

一般的に初めて「目にする・耳にする」ものは違和感があるが、成果が出ればこれは固定概念となる。問題は「プロセス」より「成果」である。「成果」が出ない仕事は、社会性を失い必ず淘汰される。こんな当たり前のことが分からなければ、いくら努力しても無駄に終わってしまう。

「図形」は「数学力」を養う点では優れたものであるが、そろばんに融合させるには、根本的に考えを改め、教材を作り上げなければならない。つまり、教材全部をバランスよく繋げるような配線が重要となる。ただ、教育の配線は具体的に目に見えるものではないので、長い間の研究や追跡調査が必要となることは言うまでもない。

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来期の講習会について

「ぱちぱち日記」でも紹介されたように、来期の本部講習会の日程が決まった。さすが中島、仕事が早いのは天下一品である。

http://pachipachipachipachi.blog10.fc2.com/blog-category-6.html

来期は、8月に「学連の指導者講習会」と大阪で本部講習会を初めて開催することから、今年以上に忙しくなるので、1年間、気持ちを引き締めて頑張っていくつもりである。

さて、『会報29号』が完成目前で、今月末を目標に発送したいと思うが、講習会では開催準備のみならず、終了後の「レポート」を会報の瀬川先生に、「全体写真」「会計報告」は幹事の中島先生に提出することを義務付けている。これは会の約束事なので、開催県リーダーの責任のもと、必ず守って欲しい=事務局や会報担当者から請求されないようにお願いします。

とりあえず、10日の香川・5月の岐阜・6月の茨城県本部講習会が、無事終わるように頑張ります!

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教材

3月27日(日)の富山県本部講習会は、前日雪であったが、日曜日は綺麗に晴れた。それにしても富山は寒い。漸く疲れもとれ、気温も上がり少し楽になった。

4月3日(日)・10日(日)と、まだ講習会が続くので、気合を入れて頑張って講義してくるつもりである。

さて、各講習会で共通な話は、『テキスト』の使い方であるが、そもそも「教材の定義」とは何だろう。『岩波小辞典教育』には、次のように記載されている。

「学習者が学習して一定の教育目的を達成するために選ばれた文化的素材が教育内容(指導内容)である。これらの教育内容は学習者が経験し易しく編成されるのが普通である。現在、小学校教育では、各教科等の教育内容は学習指導要領に、その段階や範囲が示されている。勿論、内容には、教育的に十分価値や意義のある文化素材が選ばれなければならない。」

これを簡単に言えば、子どもの発達に合った素材や教具を教育的に価値あるものにしたのが教材であろう。特に算数では、文字(記号)が多く使われていることから、教科書が代表的な教材となるのはいうまでもない。

つまり、教材とは、「児童の発達」「数学の特質」「社会の要求」、この3つが備わっていることが重要となる。『テキスト』は児童の発達(KIDS・ABACUS)や数学的な考えを(算数テキスト)含めて、現代社会(親の要望に応えて)のニーズに十分対応できている教材だと思う。

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