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正の数・負の数

日曜日に開催された「群馬県本部講習会」には、18名(会員外1名)が参加して無事終わった。

今回のテーマ『ABACUS11A・B』は、「正の数・負の数の加減乗除」がメインであることは言うまでもない。

普段何気なく「マイナス計算」として扱っているが、一般的な珠算塾では、負の数の計算方法は教えても意味は教えない。具体的に述べるなら、ただ「引けないから借りてきて、その補数を読ませる」程度で、マイナス計算の指導は終わってしまうのだ。

実際「マイナス計算」が日常生活に必要かどうかは疑問である。だが、負の数の意味を教えることにより、数直線の意味と基数と序数の意味が理解できるようになる。むしろこの方が、マイナス計算より重要であることは事実である。

このことに関しては、珠算指導者のみならず、世間一般の方々も納得できることだと思う。

さて、負の数の計算で一番難解なのは、「負の数のかけ算の意味」だと思われる。テキストでは、-2×3 2×(-3) -2×(-3)の計算を数直線を使って指導するが、指導者が曖昧な理解では、児童に上手く伝えられるわけがない。

-2×3は、(-2)+(-2)+(-2)と同数累加が使えるが、3×(-2)はそれができない。そこで数直線を使って、計算の統合を図っているわけである。

-2×3の(-2)は、順序数(-2のポジション)として捉えるのではなく、集合数の2として考えることが大切になる。それが3つ分あることから、数直線上を順行していくわけである。逆に2×(-3)は、6つ分逆行(バック)するということである。

数直線は、小数・分数の時、思考的教具として扱われたが、負の数でも同じように教具として活用することができる。テキストにあるように、計算の前に負の数の意味・性質を教えることは、整数・分数・小数同様に重要である。

全ての指導の場で、いつもそろばんを使わなくてはならない理由はどこにもない。むしろ、そろばんは思考力をUPさせる教具として考えることの方が、現代社会では大切なのである。

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