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合成分解の過ち

珠算の3+2は、「2は5を入れて3はらう」という運珠法を使って計算をするが、3+2は、記号や数字を使って意味を伝えているわけで、「3と2でいくつですか?」ということである。

ところが従来の珠算では、3+2は「5を入れて・・・はらう」となり、これでは既に計算で求めるべき答えを先に教えているようなものである。

さらに3+3の計算になると、「5は3といくつ?」「3といくつで5?」という変な質問をする。この声掛けを式で表すなら3+□=5は5-3のことだから、たし算が突然ひき算に変身してしまう。

これを1年生に強要すること自体が無理難題。できないのは当然であろう。

ひき算の5-3も「2を入れて5をはらう」と教えてもらうが、これも答えを教えているようなものだ。

ところが、3+7や10-3は、記号通りの運珠であるため、何ら問題なく理解できる。そこで合成分解は「10の方が簡単」というふざけた論理が成り立つ訳だ。

さらに30+20の計算も「2は5を入れて3はらう」で済まされる。

じゃぁ、3+2と30+20は同じなのか???

10を3+2集めたものであるという考えが根底にあれば問題ないが、それには量感を伴った数(かず)を教えておかなければならない。

そろばんで全てを処理させようという、強引な指導が、結果的に珠算が算数に化合されない理由である。

算数では「数理的な考察力を養う」と謳っているが、それは3+2、30+20の因果関係を解明していくことに他ならない。それにはその道筋を伴った指導やテキストが必要なのである。

『KIDS』で育った児童が凄いのは、計算が速くできることではない。

計算の仕組みが鮮明になるからである。

これが実は一番計算に役に立つ訳!この認識なくして珠算の発展は無い。

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