石川県本部講習会
12月12日(日)石川県本部講習会が終わった。
今年は『分数1・3』の講習が愛媛・千葉・石川・愛知と4回あるが、回数を重ねるごとに内容がバージョンUPしていく。
今回は分数の意味を詳しく冒頭に説明した。そもそも分数とは「2つの数の比を用いた数の表現方法の一つである。」
つまり、1/3(3ぶんの1)は、全体の3(基数)と部分の1(基数)を比較したもので、1/3(3ぶんの1)の分数詞は無い。
整数のように「みかん 3個」のような数は基数と助数詞がくっついた数を「基数詞」という。また「3ばんめ」も、同様に序数と助数詞がくっついた数であり、これを「序数詞」という。
このように考えると、1/3(3ぶんの1)の分割分数と1/3m(3ぶんの1メートル)は、全くことなるものであることが分かる。
分数はこの他に、可約(既約分数)と分数の簡約(約分)や、同値分数と通分の関係が非常に難しい。
その反面、分数の四則計算は、「分数の意味」を理解すれば、機能的には整数より簡単であるということになる。
したがって、分数を指導する時は、「部分と全体」との関連性を意識して指導することが非常に大切となる。
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