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発達と知覚数

一般的に「数の保存」を獲得するまでに、3つの段階を経由すると言われている。

第一段階は、数の保存が全くできない段階である。

これは見かけの長さ(幅)で答える幼児である。

 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ →「○の方が多い」

  ●●●●●●●  

第二段階は、保存はできないが、同値性は理解できるようになってくる。

年齢的には4・5歳頃である。

「6この○をとる」 ○○○○○○  

「7この●をとる」 ●●●●●●●

でも第一のように提示すると、やっぱり「○の方が多い」

第三段階になると、ようやく保存概念が獲得できるようになる。年齢的には6・7歳頃である。5歳でもしっかりと保存概念を獲得している幼児もいるが、これは潜在的に発達が早いからであろう。

このように考えると、一般的な発達の物差しを指導者が知らないと、発達より学習が先行して学習困難に陥る可能性が高くなる。

『KIDS』は幼児の発達に合わせて作ってあるので、学習をどんどん進めると、最終的には「数観念」が獲得できずに『ABACUS』に入ることになる。実は、これが一番最悪のパターンである。

Dsc_0001 Dsc_0002_3 Dsc_0003_2

発達通り、年中児の知覚数は4こ、保存概念の獲得が難しい。今後の学習が楽しみになった!   

 

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