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わり算解説&解答書

『ザ・わり算解説&解答書』(解説&解答書編・第38作目)を発売した。『ザ・わり算』と『ABACUS5』のわり算の問題は、共通の部分が多いが、『ザ・わり算』は計算の意味を重視した内容である。よって、『ABACUS5』は、これをもとにした「計算の応用」をねらっている。

もともとわり算は、かけ算の可逆算であるが意味自体は完全に独立している。

「そろばん塾で扱うわり算は100%可逆算であるから、意味づけなど教える必要はない」という考えは、完璧に間違っている。さらに、意味が分からなくて計算がわかるなどということは、算数の世界ではあり得ないことである。

わり算は、児童の発達を考えると3学年が理想であるが、そろばんを使うことから2学年でも全く問題なくできる。

ただ、意味が理解できるかどうかは、先生の指導力と教材にかかるということは言うまでもない。つまり、かけ算をふまえながらわり算を理解させられるかどうか?なのである。

わり算は「分ければよい」ということだけに拘ってイメージさせると、「分けたら全部でいくつでしょう」という問題に遭遇した場合は全く通用しなくなる。このように考えると、かけ算の定着率も非常に重要になってくる。

要するに「教材を生かすも殺すも先生しだい」ということになる。だから講習会で学ぶことが大切になる。

講習は、何度聞いても見逃していたり理解不足な面もあるので、近県の講習会や学習会には、日参して参加することが奥義を極める最短の近道である。

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