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可逆性

ピアジェの『発達心理』の中で、「知能は可逆性のある問題を解くことによって明らかになる。」と述べている。

確かに『KIDS5』P15のチップを28→29→30と順番に計数することは、さほど難しくはない。

だが、数唱は順唱より逆唱の方が、比較にならない程難しいのである。さらに下段の配列になると、可逆的な能力が無いと迷路に迷い込んだ状態に陥る。

このような可逆的な問題は、いつも順思考と逆思考を並行して指導することで解決できるが、それは指導者の数学的センスに他ならない。

つまり、1ページずつの問題をいかに厚く教えられるかである。

例えば、傘の計数力は傘の順序性も含んでおり、さらに数のポジションまで絡んでくる。

計数後に色を塗って10の集合を作り、傘に番号を付けることにより、集合数と順序数の意味がより明確になる。

また、30の前は29、その前は28と可逆性の意味を同時に教えれば、いずれ遭遇する繰り下がりの問題にまで繋がっていく。

これをただ単に数えるだけで「ハイ、おしまい」では学習効果は半減どころか激減となる。

算数には、点と線、線と面のような広がりがあるので、そのことをふまえながら教えると思考力は高まる。

つまり、このような指導を『解説書』通りに行うことで、児童の可逆的な能力がUPするというわけである。

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