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記数法は決まりごと

幼児は10以上の数をどのように数えるのだろうか?

「15」と書かれた数字であれば、幼児でも「じゅうご」と読める。ところがチップを数えさせると、決まってバラバラに並べて数え始める。10の束を作って、10が1つと、バラが5枚で15という「記数法」の考えは全く頭の中に存在しないのが現状だ。

したがって、そろばんに布数した15を「じゅうご」と読めても、果たしてそれが正しく記数を理解しているのかと言えば疑問である。

この「10を1つ」という十進法の原理は人間が決めた約束ごとであるから、生まれつき知っているわけではない。このように人間が決めた約束ごとは、人間が教えなければ成立しないし、この約束ごとが複雑であればあるほど、算数は難しくなる。

チップを使って操作を繰り返していくうちに、記数法は児童の頭の中で自然と理解し始めてくる。このように再生された学習が、やがてはそろばんでも再生され言語は発達してくる。

この単純生産こそがそろばんの利点であるならば、幼児教育もそれに合わせてみたらどうであろう。思考力はぐんぐん上がり実に見事な成長を遂げる。

まさにこれこそが究極の幼児教育である!

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