分数の多少判断
整数・小数と分数の違いはなんだろうか?
3m・1.5m・1/4mと長さについては同等に表すことができる。ただ、1/4mという長さは直観的に量感がつかめないので、0.25m(25cm)というように小数に還元することが多い。
また、整数は3・7・12・100のように小さい順(大きい順)に並べることは簡単であるが小数の場合0.3・1.5・1.34の1.34は、小数の桁数が多いので「数が大きい」と誤認識してしまう場合がある。
では、分数ではどうだろうか?
1/10 ・5/10・9/10のように単位分数(1/10)が同じであれば、整数・小数と同じ捉え方ができる。
しかし、1/4・3/4・1/5・3/5(分数テキスト改訂版P2)のような問題になると、数字では判断ができなくなる。
つまり、分数は整数(小数)と違って、数字から直観できない数となる。そこで、分数を作る(操作)ことによりイメージできるようになる。
とかく分数を習い始めた児童は、整数感覚で分数を捉える傾向が強いので、分数のイメージ作りは大切である。
このイメージが、やがては同値分数→通分→約分へと繋がっていくのである。
| 固定リンク
「教育」カテゴリの記事
- KIDS2(2021.03.28)
- 算数スペシャル5年上(2020.07.31)
- SSKCLUBオンライン講習会のお知らせ(2020.07.13)
- 新・クリアファイル(2019.08.02)
- 算数スペシャル5年下(2019.05.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント