操作活動 2(パズル&パズルテキスト)
1学年の児童の場合、身の回りの具体物から色や大きさを捨象し「さんかく」、「しかく」を図形的に捉えられるようになる。このような発達段階を考慮すれば、パズルを触ったりなぞったりする学習は非常に大切であることがわかる。(KIDSパズル)
「これが辺よ」「頂点よ」と言っても、図形を構成する要素に着目できる考察力が無ければ、図形の意味が理解できるようにはならない。つまり「辺よ、頂点よ」と教える前に「パズル」を使って、指で「かど」や「へり」を触ることが図形の素地的な学習となるわけである。
計算と図形の因果関係はあるのか?そんな質問が珠算の先生には多いが、計算のもとになるのは数(かず)である。数は共通の部分を抽象したりする能力が必要となる。これはある意味、図形的な能力だと思う。この抽象がなければ、数(かず)から数(すう)へ拡張できない。つまり、これが最初に起きる幼児の躓きなのである。
計算だけに拘っていれば、「計算は数学力」という考えはできない。計算も図形も算数(数学的な考え)であるという大きな考えが、指導者には必要である。
6月に開催される宮城県本部講習会~茨城県スペシャル学習会~SSKCLUB全国大会と「幼児教育オンパレード」である。まだ一度も私の話を聞いたことが無い人は、是非講習会に参加して欲しい。
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