付加価値
今日のネット新聞に「牛丼戦争」のことが掲載されていた。吉野屋は牛丼の値下げはしないが明日から「うな丼」を販売するらしい。松屋もすき家も限定品のみ、更に値引きをする。
目先で安売り商戦が繰り広げられれば、経済の付加価値(GDP)はどんどん低下していく。この現象こそが、実は深刻な社会問題なのである。
このように世の中がどんどん「デフレ傾向」に走れば、名目利益は同じでも実質利益はダウンする。逆にわれわれ消費者は、収入が変わらなくても値段が安くなれば収入アップとなる。
この現象は、一見珠算教育とは無縁のような話であるが、児童・親のニーズにあったものを提供すれば同じ月謝であっても付加価値が高まり、前述したことと同じように実質的利益は上がることになる。
珠算教育に伴って算数能力が著しく向上すれば、教育も経済も同時に上がる。これから先の日本が「危ない」と言われているのは、国内の付加価値がどんどん下がっているからである。
珠算は日本古来の伝統文化と教育に支えられているが、これからの珠算教育も付加価値をつけて指導していかないと、日本の経済と同じ傾向になる可能性は大である。
現代社会のように先が見えない時ほど、しっかり勉強することが大切ではないだろうか?
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