岡山県本部講習会(2)
今回の「岡山県本部講習会」は、「数概念」「数観念」の説明から入り、パズル、分類カード、計数カード、チップとそれぞれの役割を具体的に話した。
教具を多用すると、いつまでも教具に依存するようになる。また使い方によって「おもちゃ」になりかねないので、どこで教具から離れるか(教具離れ)のタイミングが難しい。逆に「数観念」が獲得している児童には、パズルを見せて「いくつ」といっても、それはばかばかしく思うだけである。
計数そろばん・パズル・チップの共通点は「操作」である。計数そろばんに数を「入れる」「おろす」ことやパズルで○や△を「入れる」「外す」ことで、イメージ(心像)ができるようになる。さらにチップは、「10にまとめる」「10を崩す」ことで、繰り上がりや繰り下がりに応用ができるようになる。イメージはやがて「動く」ようになる。この代表が「珠算式暗算」である。
算数の目的は「抽象化」である。つまり最後は数字や記号(言葉)で処理できるようにしなければならない。そろばんも数字を使って計算をしていることから、ある意味抽象化しているが、算数と大きく隔たっているのが「数学的な考え(論理性)」の欠如である。
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