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割合の重要性

「速さ」の問題で、よく児童たちが「はじき」という「変な公式」を書いているのを目にする。文章の中にある「速さ」「時間」「距離」という「キーワード」の中から求めるものを探し、式を決めていると思われる。

この「はじき」を学校で教えているのであれば、非常に疑問に思う。これで速さの問題が理解できるのであろうか?速さも「割合」の一種なので、割合のように「もとにする量」「割合」「くらべる量」と同じ比の3用法が用いられる。厳密にいえば、速さは「時間あたりに進む道のり」であるから、「時間でわる」という意味をしっかり理解させることが大切となる。

割合は「はじき」というような「変な公式」は使えない。それは割合の問題にキーワードが文章に記されていないからである。割合の意味をしっかり理解させないと、結果的に速さの問題で「はじき」を使うはめになる。意味が分からない=解けないとなり、「変な公式」を覚えこまされた児童はせっかく習った割合まで混乱し始める。

さらに、中学になると「オームの法則」を学ぶ。これも「電流」「電圧」「抵抗」の割合の問題である。これも「公式を覚えた」からといって複雑な回路の問題は解けない。やはり理解する重要性が問われる。

『割合』テキストの解説&解答書で「公式を覚えさせない」と書いているのは、このような児童の実態があるからである。このようなことを関連付けていくと、先日書いた『日本人は本当にバカになったのか』ということを真剣に考えることが教育者として大切であろう。

そろばんでも「たし算九九」を覚えさせる指導が多いと思われるが、「覚えたことが仇になっていること」を、児童より指導者が理解していないことが実は一番怖いことでなのである。

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