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グローバル時代の計算

1学年の1桁どうしのたし算は、「繰り上がりのない計算」と「繰り上がりのある計算」に分けて学習する。「繰り上がりのある計算」については、具体物を用いて10までの数の合成分解(数観念)を十分に定着させる。その定着については、「繰り上がりのない計算」が土台になっている。

「繰り上がりのない計算」は、たし算の「概念形成」と「数観念」を養うことまでねらっている。珠算教育も「繰り上がりのない計算」と「繰り上がりのある計算」を分けて指導している点は同じ展開であるが、珠算の「繰り上がりのない計算」は、概念形成と数観念を養うことはふまえていない。

さらに、「繰り上がりのない計算」の学習量は極めて少なく、「言葉による計算」なので、むしろ「数え足し」のような記憶型計算となる。

アメリカの算数は、日本のように「繰り上がりのない計算」と「繰り上がりのある計算」に分けて指導はしていない。一般的に1桁どうしのたし算は、具体物を用いて数え足しをもとに、最終的には反復練習を通して暗唱できるようにする。

このように考えると、珠算の計算は「アメリカ型」となる。ところがアメリカは、2006年あたりから現在までの指導においては、「数観念(10をつくる)ことや交換法則・分配法則など計算の性質も教える」ように転換し始めている。→(日本型)

教育界もグローバル時代になれば、珠算も従来の指導法では通用しなくなり、算数からどんどん離れていくような気がする。

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