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倍概念

算数のかけ算は、「1つ分の数」、「いくつ分」、「全体の数」の意味を、具体的な場面や操作を通して子どもたちに理解させるように教えていく。

そろばんは、実と法の組み合わせを桁数に合わせて作問がおこなわれる。この実と法は、算数では「被乗数(1つ分)」、「乗数(いくつ分)」という意味を持っているので非常に分かりやすい。ところが珠算では実と法に意味を含んでいないので、粗雑な言い方をすれば「計算さえ出来ればどっちでもいい!」ということになる。

また、算数では「同数累加」→「かけ算」→「何倍」という順で場面を式で表しその繋がりについても非常に大切にしている。対する一般的な珠算は「かけ算」の前後が全く存在しない。

SSKCLUBの『ザ・かけ算』の中には、「同数累加」や「なん倍」という問題もあるし、『小数1・2』と『割合』の算数テキストもある。

算数では「何倍」を連続量(長さ)から導入しているが、『ザ・かけ算 P4』は、「1年生でもわかるかけ算」を目標にして作ったので、連続量でなく「分離量」からである。

ちなみに「アメリカの何倍」も分離量からである。日本の算数は、将来の「小数倍」→「割合」に繋げるために導入が連続量となっているわけである。

「倍概念」が理解できることは、かけ算の目標であるし、「割合」にも繋がることである。以上のことから、珠算の「かけ算の導入にも意味をつけて」教えることが大切であることはいうまでもない。

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