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合成分解と数観念

『ABACUS 3A』のP11 (21)~(30)に次のような問題がある。

5+5-1(10の合成・10の分解)

3口で「見取算」が上手くなる学習は、従来の珠算学習には一般的にないと思われる。しかし、作問を見ると、3口の問題に合成分解が2回含まれているので、合理的に合成分解の学習ができるようになっている。

ところで、「合成分解の学習って何だろう?」

「○をはらって 10を入れる」「10をはらって ○を入れる」 場合、運指の練習は必要はないから、「○の部分の数が何か?」がポイントになる。この時、この○を意味もなく覚えさせる方がよいか? 意味をつけて考えさせる方がよいか?

これは誰でもわかることであろう!

「意味もなく覚えさせる計算」と「意味をつけて考えさせる計算」の違いは、「珠算と算数の違い」と断言してもよいほど大切なことである。

合成分解の手順は、算数も珠算も同じであるから数観念だけを指導者が捉えていれば、見取算も算数となる。つまり、計算している瞬間に「数観念」と「合成分解」の構造が一度に理解できるようになる。

へたな「言葉がけ」は、「算数脳停止」の合図となり、見取算は即「珠算脳」に切り変わる。

これは「かけ算」「わり算」にも同じことがいえる。「九九表」を見ながら計算させると、「半分、答えを教えている」ようなものである。これで算数がよく分かるようになるとは到底思えない。

珠算と算数の融合とは、根本から指導を変えない限りあり得ないことである。

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