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珠算式暗算

「珠算式暗算」って何だろう? 「頭の中にそろばんが入っていて、数字を見た瞬間に珠が動いて計算をする」というのが一般的な認識だと思う。

そろばんの珠は「数象」といって、その数象が頭の中で描かれることを「写像」という。つまり写像できないと珠算式暗算もできないことになる。

ところで、2+6の問題を珠算式暗算を使って計算するだろうか?「2+6程度の計算ならば、別に珠算式暗算を使わなくても理屈なしで8」と答えられないだろうか?このように数字(記号・言葉)を見ただけで計算処理できる暗算を「概念暗算」という。

しかし、桁数や口数の多い問題に関しては、珠算式暗算が一番速く正しく解答ができる。したがって、珠算式暗算の導入は「2桁から」が一般的であるが、1年生は数観念の未獲得者が多いので、逆に2桁だと難しくなる。

珠算式暗算は写像の計算であるが、実はこの写像については「直観像素質者」であるかどうかということが問題になる。いくら練習を積んでも「珠が描けなければ計算はできない」わけであるから、その点も配慮して指導に当たることが大切である。ちなみに「直観像素質者」は15歳以上になると極端に減少する。

上記のことをふまえて、「珠算式暗算も導入時期や教材を誤ると学習困難に陥る」ということを指導者は知っておくべきである。

↓暗算も「珠+数字」を使うことでさらに写像はUPする。

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