分数テキスト
今年度発売した『分数2』は、「新・学習指導要領」対応テキストであるので、本年は『分数1』・・・4年生 『分数2』・・・5年生で使用して欲しい。
なお、来年度も分数が苦手な児童には、『分数2』を5年生の復習として使っても効果があるので、あくまでも児童の能力に合わせて学習させることがベストである。
さて、19年度の「全国学力状況」の調査で
「0.5・7/10・4/5 の3つの数を数直線上に表してみましょう」という問題が出題された。
この問題の正答率は55.9%で、誤答としては、7/10が一番大きいと選んだ児童が17.2%いた。
この調査から分数・小数は、「数の認識に課題がある」ということが言える。結局、意味や関係が分からないことは、算数では致命的なことである。これは珠算にも当てはまることだから正直耳が痛い話である。
R・スケンプは、「わからないが、計算はできる」ことを、「道具的理解」と言っている。算数は「できる」というより「わかる」ことを重点に置いているので、やはり「概念的理解」が土台となるのは言うまでもない。
『テキスト』が吼えているのも「概念的理解」である。(分かって~!)
分数は抽象的な数であるので、「わかる」ように教えないと最終的に行き詰る。「これが分数ができない大学生」の実態であろう。
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