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文章問題(2)

毎年、年度末に東京都算数教育研究会が各学年に行なっている調査によると、19年度の調査結果では、「計算処理の正答率に対して演算決定の正答率は低い」という結果が出た。

第3学年では計算4問の正答率が73~95%であるのに対して、乗法の式になる文章問題を選択する問題の完答率は56%、除法の式になる文章問題を選択する問題の完答率は52%であった。

(都算研の分析)

正しい演算決定ができない原因としては、問題文にある「言葉や数の大小」にとらわれていて、「問題場面を正しく把握できていない」ということが考えられる。

正しく計算できても、正しく立式できなければ活用することができない。特に、第3学年では加減乗除をすべて学習するので、正しい問題場面の把握が難しくなる。

この分析から3学年あたりから文章問題などが出来なくなる可能性があるので、珠算塾の退会者が昔より早くなるのは避けられないことだと思う。しかし、「演算決定能力を付けながら、そろばんで計算力をつければ親のニーズに合致する」ので高学年までそろばんを習うようになる。

幼児からそろばんを習っても、早い時期にそろばんを辞めてしまうのでは全く意味がない。SSKCLUBのそろばんに通塾する児童は、「算数の学力向上を狙ってそろばんに入学している」のが大半である。

我々は、この点を理解して指導しないと保護者のニーズと相違し、珠算の就学者が増えることは難しいと思う。

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